路上で声をかけてくるスカウトには注意
漫画「新宿スワン」が映画化したことで、一躍有名になった「スカウトマン」という職業があります。
実際に新宿や渋谷といった繁華街を歩いていると、声をかけられた、なんて経験のある女性もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし時給の高さなどに惹かれて言われるがままに仕事を始めてしまうのは大変危険です。
そもそも、スカウトマンとは何をする人かというと、キャバクラで働いてくれそうな女の子を求人しているお店に紹介するという職業です。職業の内容だけ聞くと、全く問題ないように聞こえますが、実は違法行為に当たることが非常に多いです。
どうして違法行為なのか、本日はまとめていきます。
路上でのスカウト行為は違法?
お仕事の案内をしているだけなのに、どうして違法行為になってしまうのか、という声もあるかもしれませんが、このスカウトを巡って様々なトラブルが起きてしまう可能性があるのが実態です。
全く水商売に興味のない女の子にも強引に声かけをしたり、お店側との交渉が結局うまくいかず、聞いていた話と違う条件で働かされたりということが現実にあります。
こういったトラブルが起こる可能性があるため、職業安定法や迷惑防止法などの法律よって路上で声をかけてスカウト行為をすることは違反することになっています。
スカウトマンもタダでお仕事を紹介しているわけではありません。当然、そこからお金を得ることを考えています。スカウトした女の子が稼げば稼ぐほど、スカウトマンが儲かるという事情があります。
多くのスカウトマンは手っ取り早く儲けるために、見境なく女の子に声をかけたり、女の子一人あたりがより多く稼ぐように風俗を斡旋したりすることもあったりします。
不用意にトラブルに巻き込まれる必要はありません。
歌舞伎町や渋谷などのいかにもスカウトマンが現れそうな場所はもちろんですが、実は銀座などでも違法な路上スカウトは多いです。
銀座の場合、お店の名刺などを見せてあたかも自分がそのお店の関係者であるかのように声をかけてきますが路上でのスカウト行為が違法であることは変わりません。
違法な行為をして女性をスカウトしようとするお店が信用できますか?
付いていってもまずいいことはありません。
情報もアテにならない?
ナイトワークの面接に行く途中などでスカウトの方から声をかけられると「あの店はいいよ」「この店は良くないよ」などといった情報を与えられるかもしれません。
元々業界に対して、知識を持っているわけでもない限り、そんな話をされたら女性はまるでそのスカウトの方が話したことが全てのように感じてしまうはずです。
しかし実際にはキャバクラはもちろん、ガールズバーやクラブも1人の人間では完璧に網羅できないほど店舗は沢山ありますし、日々情報は更新されています。
あたかも自分が何でも知っているかのようなフリをしてくるスカウトには気をつけたほうがいいです。
当然ですがスカウトマンから聞いたことだけを鵜呑みにするのは絶対NGです。自分でインターネットで検索すること、自分の目でお店を見てみることもしっかりするようにしましょう。
まとめ
キャバクラでこれから働こうという時に、他人であるスカウトの人にお店を選んでもらうよりも、自分でたくさんの選択肢の中からしっかりと考えて選んだほうが自分で合ったお店に出会うことができ、楽しくお金を稼げるはずです。
いくつかの店舗に面接に行って雰囲気を確かめた上で、面接に通ったならとりあえず体験入店してみるのがオススメです。
信頼できる求人媒体を使って、安心できるお仕事探しをしてください。